長岡市の十日町にある、かまぶろ温泉に行ってきました。
温泉レビューの前にまずはかまぶろってなに?
釜のお風呂?五右衛門風呂??
と思っている方のために!
かまぶろは言うなれば30度くらいの低温サウナと言ったところでしょうか。
陶磁器用の登り窯風の作りで、床には耐熱レンガが敷きつめてあり、その上に塩が盛ってあり、その上にムシロが敷いてあります。
なんと、この長岡かまぶろ温泉のかまぶろ(男湯)に使われてる塩の量は5トン!
半端ないです。
ムシロの上に寝転がるんですが、床が暖かく、腰痛や肩こりなどにとても良いらしいんです!
気になったのでかまぶろの歴史を調べてみました。
かまぶろは約1300年前から医療機関として京都に栄えていたと言われています。
壬申の乱で後の天武天皇が皇子として奮戦の最中、敵の流れ矢を背中に受け、洛西八瀬大原のかまぶろで傷をいやされたとの事が京都市の「八瀬」に言い伝えられています。
「八瀬(矢背)」の地名の起源もここにあるらしいです。
風呂敷、浴衣、湯もじなどもかまぶろを利用する時に用いた敷物を身に纏ったものから伝え残されたものだとされるようになったらしいです。
前置きが長くなりました。
それでは、温泉のレビューを書いていきます。
まず、長岡かまぶろ温泉の入浴料は520円。
のっけからリーズナブルで嬉しくなります!

入館すると、なんともレトロで懐かしい佇まい。
旅館として営業しているので、地元の学校などが合宿などでも使うようです。

脱衣所に入ると、先述のかまぶろへ続く入口と、通常の浴室への入口が併設されています。もちろん、れっきとした温泉。
泉質は単純温泉で、温度は40度ちょいくらいの丁度良さです。

まずはこちらの湯に浸かり、一日の疲れを癒やし、身体を温めましょう。
そして、お待ちかねのかまぶろ。
ああ…これは…
すごく良い!
冗談抜きにず〜っと寝ていられる心地良さです!
サウナほど暑くなく、前述した通り、温度は30度程度。
じんわりと汗がにじんできたと思ったら、すぐに肩や腕に玉のような汗が。
地面から伝わる熱は、最初、「ちょっとぬるいか…?」と思ったものの、すぐに身体を芯から温め、腰や背中の疲れにジワジワ効いてくるのが分かります。
時間がなかったので、僕らは出来ませんでしたが、このかまぶろと浴室を何度か往復すると効能もグッと増すらしいです。
最後はかまぶろで〆て、汗は流さず、拭いて帰るのがベストらしいんですが、敷かれていた藁が背中にどうしてもこびりついちゃって、僕らは流してしまいました(笑)
背中に付いた藁をはたき落とすグッズなんかあるといいかもしれないです。
それでも、シャワーで流したとはいえ、体の中はポッカポカ!
帰り道に1時間ほどかかりましたが、温かさは持続して、夜もぐっすり眠れました。
旅館ですし、一般のお客さんも宿泊できるので、遠方の方でもじっくり体を温めてもらえると思います。
東日本にあるかまぶろは「長岡かまぶろ温泉」唯一!
新潟の宝です!
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温泉情報
『長岡かまぶろ温泉』
■住所
〒940-1131
新潟県長岡市十日町972-2
Google Map
■TEL
0258-22-2036
■入館料(入浴・休憩)
大人520円/小学生270円/幼児210円
■営業時間
10:00~21:00
■URL
https://www.175.co.jp
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