【祝10周年!】雪国名物フェス、豪雪JAMは冬なのに熱かった!

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毎冬、十日町で開催される「十日町雪まつり」。
その最終日、雪で作られた舞台を使って繰り広げられる、日本唯一の野外雪上フェス、「豪雪JAM」に行ってきました。

2017年は節目となる10周年目。

出演アーティストは、

・SAIRU
・SARATOGA
・YOUR SONG IS GOOD
・児玉奈央&Magical Echo Land
・三宅洋平
・大竹重寿、元晴、小泉P克人、小林洋太、中里たかし
・切腹ピストルズ

という通が喜ぶ6組。

豪雪JAM有料ステージのTime Table

今年は朝イチで会場に向かい、トップバッターの「三宅洋平」からトリの「竹重寿、元晴、小泉P克人、小林洋太、中里たかし」までドップリ年始の音始めを堪能してきました。

このお祭り、有料ステージと無料ステージがありまして、交互に音を出すんですが、有料無料問わず最高なグルーヴを奏でるアーティストだらけ。
全部有料でもいいじゃんと、思ったけど、これまた運営の心意気を感じますね~。

さて、各ステージのレビューをば簡単に。
有料ステージ初っ端の三宅洋平(犬式、(仮)ALBATRUS)はソロで弾き語り。
相変わらず、いい声してる。
そして、ギター一本で観客を躍らせるなんて、流石。
ところどころにシニカルなメッセージと熱い想いを交えたMC、そしてなんと犬式時代の名曲をメドレーで弾き語っちゃうんだから、最高でした。

三宅洋平の歌い始めはそれこそ豪雪で、深々と降り積もりそうな雪の降りだったのに、ステージが終わるころには晴れ間が出て暑いくらいに。
そのまま無料ステージトップバッターで二バンド目のSARATOGA登場。
長岡の青空キャンプでも新潟入りする、越後常連from群馬はディジュリジュの調べを屈強なリズム隊に乗せたジャムバンド。
無料ステージの前は人だかり。踊り狂う人々はみんな笑顔。
新潟じゃ雪が降ったら野外イベントはなかなか出来ないからね。
みんな心待ちにしてたんだね、踊れる日を。なんて一人しみじみ(笑)

三バンド目は児玉奈央&Magical Echo Land。
といっても、児玉奈央さんが体調不良(インフルエンザ…)のため、メンバー(越野竜太、Sato Shoko、Peace-K、TOMOHIKO a.k.a HEAVYLOOPER)がマイクを代わる代わる回すという変則編成!
児玉さんも観たかったけど、かなりレアなステージにお客さんも大満足でした!

四バンド目はSAIRU!
初新潟で豪雪JAMで終始テンションマックスのメンバー。
吉祥寺JAMバンドが掲げる「旅する音楽」とは正に言葉の通り。
レゲエ、ロック、ジャズ、ヒップホップ、アフロビートを綯い交ぜにした極上の土臭いサウンドでSAIRUを知っている人も知らない人も大満足のライブでした。
そういや、SAIRU観たくて豪雪JAMに来たって人も結構いたなぁ。

五バンド目、YOUR SONG IS GOOD!
有料ステージはダンスホール状態。
トロピカルなルーツミュージックをベースにした南国サウンドは雪化粧に覆われたステージでも健在!
体は冬、心は夏、って感じで最高にハッピーな空間が繰り広げられました。

で、六バンド目。
今年も来ました切腹ピストルズ!
太鼓、三味線、横笛に祭囃子。
雪駄で雪の上を四股を踏むように歩き回り、爆音に乗せるは西洋パンクに日本魂を吹き込んだ切腹パンク。
粋!

切腹ピストルズの狂乱冷めやらないまま、トリは大竹重寿、元晴、小泉P克人、小林洋太、中里たかし。
バンド名は無いものの、凄腕ミュージシャン達がこの日限りで結成したスーパーセッションバンド!
この頃には太陽が西に沈み始め、夕陽が雪を包み、幻想的な雰囲気の中、時に大人っぽく、時に激しく、技と気持ちをぶつけ合うようなステージ。
最後にトップバッターの三宅洋平もステージに現れ、これまたフリースタイルで掛け合い、大団円。

本当に濃いステージが目白押しで短い時間が更にギュッと圧縮されたようなイベント内容でした。

というかね、いつ来てもすごいね!十日町!!
こんなステージ、ほんと他に無いオリジナリティー。

そして、何が良かったって、ボランティアと思われるイベントスタッフの方々の威勢のいいことなんのって。

「ああ~、この人たちは本当に十日町が好きなんだなー」

と感心&感動させられる笑顔笑顔&笑顔。

音楽とスノーアートと地元愛に包まれた素晴らしい祭りなんだな、って再認識させられました。

今年の10周年を節目に来年以降はどうなるか分からないというお話を実行委員の方に伺いました。
そうなんですよね、10年も経てば、イケイケだった彼に子どもができ、街も変わり、色々と難しい話も出てくるんですよね。

でも、勝手ながら。
誠に勝手ながら。

の祭りはどんな形でも続けてほしい!

と言わせて頂きます。m(. .)m

寒空の下、こんなに熱い祭りがあるなんて、後世まで受け継いでいきたいカルチャーの粋を味わわせて頂きました。
ごちそうさまでした!

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