10月5日から8日まで開催された工場の祭典。
工場の祭典とともに開催された「産地の祭典」に行ってきました!
「産地の祭典」は今年初開催。
三条ものづくり学校を舞台に日本各地から集まった11の産地。
様々な生産物が日々生まれるそれぞれの産地。
生産者、背景、歴史など、いろんな角度からいろんな産地の特色を学び、考える場として、開かれました。
【参加産地】
●石巻工房(宮城県石巻市)
●G.F.G.S.(新潟県加茂市)
●高岡伝統産業青年会(富山県高岡市)
●RENEW(福井県鯖江市等)
●うなぎの寝床(福岡県筑後地方)
●きんしゃい有田豆皿紀行(佐賀県有田町)
●マルヒロ(長崎県波佐見町)
●育陶園(沖縄県那覇市)
●Vision Glass JP(インド、日本)
●元泰竹藝社 supported by台湾文博会(台湾)
●INDUSTRIAL JP(東京都港区)
バイト終わりに駆け込みダッシュでワークショップに参加。
私が参加したワークショップは、台湾から来ていた元泰竹藝社の竹の歯ブラシ作り。

生活用品をDIYして使えるというのに引かれました。
優しいお兄さんにアドバイスしてもらいながら、糸鋸で切ったり、ヤスリかけたり。
「竹製品は台湾ではトラディショナルなものだけど、作るのが大変だから若者がやりたがらないんだ。」
とお兄さんは寂しそうに話しました。
また、
「日本の竹は台湾の竹より品質が良いけど、日本ではあまり竹製品が作られていないと聞きました。」
とも話していました。
うーむ。確かに。

ハンドメイドで竹かごを作ったりしているのを見かけるけど、メジャーな感じはしないし、店で見かけるのは竹の割り箸とか弁当箱くらい…
そういえば、インドネシアでは、竹ですごく素敵な建物を作っていたっけ。
※バリ島にある自給自足のエコヴィレッジ「グリーンヴィレッジ(Green village)」
http://one-project.biz/2013/01/05/bali-bamboo-architecture.html
「竹、いっぱいあるのに有効活用されてないのか~」
と、お兄さんと話しながら気づかされました。
以前、竹の弁当箱を欲しいなと思ったけれど電子レンジで使えないのを理由に買うのをやめた事があったんだけど、冷えても美味しいおかずを考えてお弁当作るのも良いかも。
利便性を優先してしまいがちだけど、たまには不便を楽しむのも良いかもしれない。
はてさて、肝心の歯ブラシづくり。
竹歯ブラシの作りかたをレポートします!
①ブラシ部分(馬の毛!)が埋め込まれた長方形の竹を歯ブラシの形に切り出します。
②やすりで角を磨き、成形します。
③最後に、好きな言葉を焼印して完成!
と、言葉にすると短いんですが、②が超難しい!
一本作るのに1時間もかかっちゃいました。
私が作った歯ブラシはこの日の参加者の中でも一番上手ってお兄さんに言われちゃいました。
口が上手い(笑)
でも、嬉しいです◎
「さまざまなものづくりの取り組みを見て、触れて、学び、持ち帰る。」
産地の祭典は、まさにその通りの場所でした。
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